10年以上もイタリアに住んでいますが、
言葉もまだまだだし、社会の情勢もよくわからないことも多いのですが、
一庶民として、実感しているのは、この10年あんまり良い方向へは
向かっていないのではないかということ。

リーマンショック以来、長年不況にあえいできて、
近隣のヨーロッパ諸国に比べると、かなり遅ればせながら、
ようやく昨年ごろから、失業率やGDPなども良い方向へ向かってきている
ようですが、主婦としての実感は、街中にはまだ多くの空き店舗を見かけるし、
増えるのは、ディスカウント系のスーパーばかり。
不動産も売れないのか、価格もさがったまま。
夫の会社の長年続いたワークシェアリング制度もようやく最近終わったかと思ったら、
思いつく限りのあらゆる手を使って、退職の促進や給与削減に励んでいる模様。

少なくとも私の周りでは、あまり良い方向へ向かっているとは感じられません。

そして本日の総選挙。

マッテオ・レンツィ氏率いる民主党が前回勝った時も、
「若くて、やる気がありそうだから、何か変わるかも!」
と期待したけれど、実際のところ、変わった実感はなし・・・。

当時の政党が打ち出した、経済促進政策の一環、
お給料が低い人のための、月80ユーロのボーナスというのは
私も当時働いていて、お給料が低かったので(悲)もらっていたのですが、
月80ユーロ(1万円ちょっと)多くもらったからといって、生活は変わらないし、
今までよりお金を多く使おうとも思わなかったです。
これが3万とか5万とかのアップだと、人々の消費傾向も多少変わってきたように思うのですが。

これは一例ですが、こういう小手先の政策ばかりで、実際の人々の生活は
ほとんど変わっていないのではないかという印象です。

民主党にはがっかりさせられたので、今回期待するのは
『5つ星運動』という比較的新しい政党。
選挙前にちょっとスキャンダルもありましたが、
まず自分たちのお給料(=国民の税金)の一部を
自主的に返還しているという、
お金のためではなく国を良くするために
国会議員になったという姿勢に好感が持てるし、
党首をはじめ、若い人が多い政党なので、勢いがあり、何かしてくれそうな感じがします。

私はイタリア国籍がないので、投票できないのが悔しいところですが、
明日、どのような結果になっているか楽しみです。


アンダーライン部分の補足
イタリアの国会議員のお給料は一般国民の平均的給料にくらべてすごく高いのです。
調べたところによると・・・
国会議員のひと月の手取り額:5346ユーロ(この他にもいろいろ手当あり)
一般国民のひと月の手取り額:1560ユーロ
この額は、EU内各国の国会議員の平均給与と比べても60%以上高いのだとか。
ちなみにイタリア一般国民の平均給与はEU各国の中でかなり低い方です。

夫が気に入っていた、イタリアの総選挙を扱った
アメリカの番組。(プレゼンターはイギリス人コメディアンのジョン・オリバー氏)
英語が早くて、理解できないところが多々ありましたが(イタリア在住で背景が多少わかっている私でも)
見ているだけでも面白いので、興味のある方は是非!



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